その中古車、本当に仕入れて大丈夫ですか?

中古車の仕入れには、いろいろな方法がありますが、今回は業者様向けに、オークションで仕入れる際の見落としがちなポイントを挙げていきたいと思います。



オークションで仕入れる際の見落としがちな、外せない4つのポイント

1.出品票の記載事項の再確認

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出品票の情報をもう一度確認し、記載内容に引っかかる点などないか、チェックしましょう。

注意事項欄の記載、検査員報告欄の記載等で「確認要す」「下見要す」など記載がある場合は要注意です。このような記載があった場合は出品店や検査員も今時点では状態が、よくわからないので、確認したうえで落札してくださいという意味ですので、必ず入念な下見した上で仕入れる必要があります。仕入れ後も、この点を点検したうえで販売することを心がけたほうが良いでしょう。

書類期限の記載もされていないか、要チェックです。
要するに、車検が残っている車の名義変更期限ですが、記載している期限までに名義を変更しなければなりません。オークション会場によっても変わってきますが、通常の名義変更期限より短いものは記載がされています。遠方で落札した場合、陸送の納車日などの確認をしておく必要があるでしょう。

車の状態だけでなく、グレード、燃料、乗車定員、シフト、年式、走行距離、福祉装置の有無、などの記載をしっかり確認し、求めているものと間違いはないか、再度チェックします。基本的な部分を読み間違えてりして、買ってしまうことは実際にありますので、しっかり確認しましょう。
保証書や装備品も記載がないものは無し扱いになりますので、記載があることをここでもしっかり確認しましょう。

2.評価点はあくまで参考程度に

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自身で下見することの重要性

検査員が車両のチェックを行い総合の評価を下す評価点

検査員が1台に付き検査をする時間は、オークション会場や検査員にもよりますが、5~10分くらいです。車が停車した状態でチェックを行っていくわけですが、この時間ですべてをチェックするということは、重要なポイントを効率よくチェックして、オークションにおいての評価をつけているに過ぎないと言えます。

その評価点の全てにおいて信用し、特にダメージや不具合の記載がなかったからと言って、問題ないと思うのは、あまりにも危険な判断と言えるでしょう。
筆者である私も検査員の経験者で、検査での評価点と、車の全てにおいての状態をチェックできているかは全く別の問題に思います。

とはいえプロが判定した大まかな状態として評価点を参考にして、自身で状態を裏付けていくことにより、本当の下見チェックができると言えます。

下見をしなくても失敗したことがない業者様もたくさんいるかと思いますが、評価点の相違や、出品票にない不具合があっても満足のいくクレーム処理にならない場合も多々あります。結局落札した業者様の責任になってしまいますので、評価点はあくまで参考にして検討するようにしましょう。

3.相場の再確認

相場を調べる際はオークションでのやり取りされている相場情報を参考にすると思います。専門の相場情報誌や各オークション会場や、落札代行会社などが公表しているものもありますが、この相場とは結局、最終的には買う側と売る側が相場を作っているといっても過言ではないでしょう。
欲しい方がその金額でも買いたいと思えば、売る側もその金額で仕入れて売ることが履歴となり相場を生んでいくと考えられます。

最近はオークション方式と違う方法で売買されているものがあります。
共有在庫(店頭販売と併用して業販を行う)や即決価格で提示して「その価格で落札できます。」という、競り合いを行わないサービスがあります。出品店が価格を提示してオークション会場などを仲介して出品されます。
オークション相場より少し高めな設定がほとんどですが、最近取引台数が伸びてきている市場となってきています。

この共有在庫や即決の提示額も十分相場の参考になると考えられます。
現時点で売りに出されている価格を知ることも相場の再確認になると思います。

4.陸送に影響ない車か

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車高や、幅、高さなど変更されているものや極端に改造されている車は通常の陸送料金より割高となる可能性があります。
ダメージや不具合によっても影響があります。
水やオイルが極端に漏れていたリ、ガラスにひびが入っている状態のものは自走陸送ができないので、積載指定となってしまいます。トラックや大型タイプのものは事前の確認が必須と言えます。



まとめ

今回は業者様向けなので、細かいところは省きましたが、仕入れの際も、後々気が付いて後悔したり、失敗して負担が増えたりしない為にも、やはり事前の確認や情報をできるだけ収集して判断することで、ベストな仕入れができるのではないでしょうか。