オートオークションでの下見で必ず見るポイント

オートオークションで中古車を仕入れる際、ポイントを押さえた下見をしていますか?

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オークション会場では、会場に並んで止まっている状態の出品車を動かさずに見極めなければなりません。

そこで今回は、長年オークション会場で検査員や下見スタッフとして経験していた筆者が、実際行っていた下見のポイントや注意点をお伝えしていきます。

オークション会場の検査とは?

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オークション会場に出品されている車両は、検査員がチェックをして評価点を付けて出品されます。
主なチェックは修復歴があるか、流通できる車か、状態の総合評価をすることが検査になります。

検査員が出品車1台につき検査する時間は、会場や車両や検査員によっても違いますが、5~10分ぐらいです。この時間で、検査をして評価点を付けるわけですが、この短時間でチェックできることは限られていることは、言うまでもありません。

この評価点は、重要なポイントを押さえて、オークション会場においての評価を下しているという事を理解しなければなりません。

機関、電装系は検査しない!?

機関、電装系の不具合は出品店の申告で、検査時はチェックしないオークション会場もあります。

また評価点の基準はオークション会場ごとに異なっており、統一されていないことも理解しましょう。

検査内容はあくまで参考に!

つまり、検査を参考にし、自身で望んでいる程度の車両か、実際見て判断することが重要なのです。

下見するうえで重要なのは、出品票の内容と大きな相違がないか、間違い探しをするような作業をひたすらしていくことです。

出品票の内容を見ながら車両をチェックする!

出品票と相違がないかをチェックします。出品票の車両の情報(グレード、装備等)は出品店が記載する欄ですが、記載ミスやモレがないかしっかりチェックしましょう。
特に記載されているセールスポイントの内容や注意事項の記載内容や乗車定員、ドア数の基本的なものも見落とさずにチェックしましょう。

外装のダメージはへこみや傷だけでなく、塗装の状態(色ボケ、色ムラ)などがないかもチェックします。

ダメージの表記でWやPのチェック部分は特に注意が必要!

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W、Pの表記は塗装跡のダメージ表記です。塗装状態が悪ければ悪いほど1~3もしくは4と数値が高くなっていきます。例:W2 P3など。
後から塗装を施してあるということは、ダメージを修理したという事になりますので、修理の仕上がりによっては塗装だけではなく、周りのパネルとの建付けや、骨格である付け根にダメージが入った可能性があるといえますので、そこを踏まえたうえでチェックが必要です。

各パネル間の隙間もチェックも欠かさずに!

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パネルとパネルの隙間が均等か、違和感がないか、開閉時スムーズかチェックも重要です。隙間がズレていると骨格のダメージがある可能性がありますので注意が必要です。
ライトやレンズ類周りのズレもないかチェックしましょう。

このあたりのダメージは意外と検査でチェックされていないことがありますので、下見でのチェックは必須といえます。

事故車(修復歴車)のチェックのコツ

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評価点がR、RA、0(ゼロ)などの評価がついているものは事故車(修復歴車)となります。
事故車(修復歴車)を仕入れる際に気を付けたいのが、仕上がりの状態です。

骨格及び外装、の仕上がり、周辺の主要部品が損傷したままではないか、確認します。
実際、仕上がりが雑であったり、外装だけある程度直して、骨格部位の修正はされておらず、ダメージが残ったままなどの状態で出品されているものも中にはありますので、修復の状態は必ず把握しておきましょう。

浅い事故ほど、キッチリ直していないものがある!?

外装パネルの交換もないような軽い事故車は、修正しなくても走行に支障がないとのことで、外装を板金で仕上げただけで、骨格の修正はキッチリ直されてなかったりするものがあります。
軽い修復歴だからといって、たいしたことはないという判断は危険です。商品として店頭に並べられるかをしっかり確認しましょう。

下回りのチェックは外装より重要!?

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下回りには下回りから見て確認できる重要な部位が結構詰まってます。
エンジン、トランスミッション、デフ、燃料タンク、足回り、マフラー、フロアパネル、フロアメンバー、とダメージが極端に入っていたら致命的になります。
機関的な部位を中心にチェックする事が下見のコツになります。

内装のチェックは下見しないと分からない部分が多い!

よっぽど評価点が良いもの以外、評価やダメージの記載は一番判断しにくいが内装です。
内装は前ユーザーの使っていた形跡が一番残りやすい部分です。また、しっかりルームクリーニングをしてある車かも下見をしないと分かりません。
ダッシュパネルやレザー(本革)部のダメージは致命的で、補修をしても目立ってしまうので、下見の判断がここでも重要です。

消耗品は落札価格を左右するポイント!

消耗品はそのまま使えるか、質の高いものがついているかもチェックしましょう。
チェックしやすい消耗品は主にタイヤですが、インチの大きいものは交換すると結構な負担になりますので、メーカーや消耗度、片減り、内減り、ひび割れ等も含めチェックしましょう。

機関系はオイル類やクーラントをチェック!

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エンジンの調子だけではなく、オイルやクーラントのメンテナンス状態などもチェックしましょう。
しばらく交換していなくてドロドロになっていたり白濁しているもの、抜けきっているものは要注意です。エンジンの調子が良くても後に不調を起こしたり、重大なトラブルを起こす可能性が高いの、できる限りチェックしましょう。

こんな車はやめておいた方がいい!!

パネル間の隙間のズレが大きい
下回りの極端なダメージ、錆、腐食がひどいもの
足回りがズレたままで仕上がっている、仕上げが悪い事故車(修復歴車)
内装の異臭

まとめ

オークションに出品されている車が、商品として価値があるのかどうかは、車両の状態をいかに見極めることができるかが重要になってきます。
検査の評価すべてを信用してしまうのはあまりにも危険といえますので、参考にして下見をすることをお勧めします。
台数を見ていくことによって下見のスキルも上がりますので地道にチェックをすることをお勧めします。